DMEレッスンとカランメソッドの違い

DMEのレッスンを効果的な物にするには、生徒様にもDMEについて知っていただく事が大切となります。以下ではDMEレッスンを受けるにあたってのルールと心構え、レッスン時に有効的なスカイプ操作についてご説明します。

カランメソッドとの違い

カランメソッドについてお話する前に、まずはダイレクトメソッドについてご案内します。ダイレクトメソッドとは、1800年代後半に、ドイツやフランスで、主にベルリッツメソッドとして使用されはじめた教授法で、主にオーラルコミュニケーションのみで英会話を学習させるというメソッドです。

ダイレクトメソッドは、ベルリッツ、カランやDMEだけでなく、さまざまなスクールで応用され、質問と答えをリピートしてゆくというダイレクトメソッドのベースはそのままに、各スクールで独自のメソッドが確立されていきました。

カランメソッドは、Mr.カラン氏が1960年代に発案したメソッドで、DMEメソッドは2000年初めにDMEスクールで発案されたメソッドです。 基本的にはダイレクトメソッドを使用して開発されたどのメソッドも、1800年代に最初に考案された原型となるメソッドを元につくられているため、同じような文章が多く使用されています。こうなると、どちらのメソッドでも同じではないか、と思われるでしょう。そうです。効果はほぼ同じです。

カランメソッドとDMEメソッドの違う部分として言えることは、まず文法レッスンがDMEには織り交ぜられていること、また一方向のみの「先生による質問」→「生徒による答え」という繰り返しだけではなく、生徒側からも質問を投げかける機会を与える、コミュニケーションエクササイズレッスンが追加されています。2012年から開始されたDME 3rdエディションでは、このコミュニケーションエクササイズがより多くカリキュラムに点在するようになり、内容もさらに実践的なエクササイズとなっています。またDMEではテキストに書かれている答えをそのまま口から発するのではなく、自分で考えて自分の文章で自由に回答できるチャンスが与えられ、英語に反射的に反応する英語脳をつくることに加え、反射的に英文を作り出す英文脳も養えるようになりました。

DMEは新しく生まれたメソッドのため、歴史が浅くカランメソッドが実績として示すケンブリッジプリミナリー合格データ等はまだ存在していませんが、2007年の誕生以来、たった4年間で世界19カ国、409校がすでにカリキュラムに導入している実績をあげています。 これはカランメソッドが1960年の誕生から50年で達成した世界30カ国500校の実績をはるかに上回る、驚異的なスピードで世界中に広まっていることを示しています。

DMEレッスンについて

DMEメソッドは、ダイレクトメソッド(直接教授法)を使用、子どもが母国語を自然に習得する過程をモデルにした学習法で、レッスンでは日本語をいっさい使わず英語だけを使って教えます。 レッスンの基本的な部分は “先生の質問に答えることを繰り返す”という、とてもシンプルな形式で進められ、会話の中では英単語や熟語、文法表現などを学んでいき、発音もその場で先生が指摘していきます。

うまく答えられなくても先生が答えをリードしてくれますので、全く心配ありません。最初はオウム返し、反復練習を繰り返すだけのことですが、英語を頭の中に流していくことを目的にしています。 最終的には先生のリードなしで自然に答えられるようになってゆき、ステージ中盤からは自分で英文を作成して答えていきます。

レッスンの基本ルール

ルール1
先生からの質問に、答えていく。(先生は生徒さまに合わせてゆっくり話すことはしません。ネイティブスピードで話します。)
ルール2
回答を覚える必要はありません。大切なのは先生の発音、アクセントを真似て口から出すことです
ルール3
会話では 常に短縮形 ( I am = I'm, You = You’re )を使うように心がけてください。ネイティブスピーカーは会話の中でコントラクションを使って話します。早い段階でコントラクションでのリスニング、 スピーキングに馴れ、習得するというメソッドの狙いがあります。
ルール4
レッスン中は先生からの指示が無いかぎりテキストは見れません。先生の質問に対してすぐに答ることに集中することで、リスニングや理解力、反射能力の向上を学びます。
ルール5
メソッドはステージ1から12までが念密につながっていますので、レベルを問わずステージ1からスタートすることをお勧めしています。ステージ途中からのレッスンも可能ですが、メソッドの基礎部分がもっとも 重要である為効果が実感できない場合があります。

レッスンで学習する内容

DMEのテキストブック

DMEメソッドではテキストなしでもレッスンをお受けいただくことは可能ですが、 テキスト があったほうがより効果的に学ぶことができます。 シンプルで見やすいレイアウトが特徴 の各テキストにはCDが付属していますので、予習や復習にも大変役立ちます。 BGMと してただ聞き流すだけでもリスニング力がついてきますので、ご購入をお勧めしています。

テキストはBOOK1〜6の合計6冊からなり、各ブックには2ステージずつ収録されています。 こちらはイングリッシュベルにてご購入が可能です。(一般の書店等では販売されておりません)

DMEマスターになるために

先入観は捨てましょう!

4分の1の時間で本当に英語がマスターできるのだろうか?質問に答えるだけで話せるようになるのだろうか? 生徒さまにたくさんの疑問があがるのはもちろんです。単純に回答すればDMEメソッドのレッスンは通常の英語学習法に比べて4倍多く英語を聞いて、4倍多く話します。密度が高いレッスン内容とシステム化されたカリキュラムにより、個人差はあるにせよ、最短時間で英語力の向上が期待できます。

レッスンの衝撃!

生徒の皆さんの何人かは、DMEメソッドを始めて学ぶときパニックになりがちです。そしてレッスンのスピードや、英語を話す量に自分はついてゆけないと考えがちです。しかし何レッスンか根気良く続けることによってそれが他のどんな勉強法よりも面白く、簡単に、楽しくできるということに気づきます。

レッスンはステージ1から始める

生徒様の現在のレベルがどこにあっても、DMEメソッドで学習する場合はステージ1から始める必要があります。 メソッドはシステム化されているため、最初の基礎部分をスキップするとメソッド自体の効果がなくなります。 英語学習はピラミッドのようなもの。基礎がしっかり築かれていないまま先を急いでもいつか崩れてしまいます。 既に中級以上の方がステージ1から初めても、通常であれば普通より早くステージを上がっていくことができます。 ステージ1から始めることを時間の無駄だとは思わないでください。結果的にはお金と時間の節約になります。

効果的なレッスンの受け方

DMEメソッドでは継続したレッスンをおすすめします。推奨されている一番効果的なレッスンの受け方は50分レッスンを週に5日とることです。それが難しい場合は少なくとも週に2回はレッスンを継続して受けて下さい。 大切なのは、途中でやめずに根気よくつづけるということです。

スピードが大切!

DMEで生徒の皆さんが悩む一番のことは、先生が理解する時間をあたえずにどんどん先に進むため不安になる点です。 これについては全く心配しないでください。全てをすぐに理解することは重要ではありません。ステージが進むにつれ て何度も同じ単語やフレーズが出てくるため自然にそれらが身についてきます。生徒の皆さんはただ、ロボットのよう に質問に答えて、反復練習をしていくだけで良いのです。子供の頃、文法を全く知らずに日本語を学んだのと同じよう に、耳で聞き覚え、まねることが英語習得において一番簡単で最良の方法といえるからです。 尚、DMEはステージがあがるにつれて、中盤のステージより、生徒の方は答えを自分自身で考えて、回答できるよう に設計されています。これにより生徒さまはテキストの枠だけにしばられない、クリエイティブな回答をすることにな り、想像力を掻き立てる、より自由な学習スタイルへと変わってゆきます。

復習することの大切さ

語学を習得する際、最も重要なことは、絶え間ない繰り返しが必要だということです。繰り返しは復習にもなります。 レッスンは生徒様のレベルに応じて復習をしながら進みます。たとえば、昨日130ページから150ページを勉強したら、 今日は140ページから160ページまでを勉強します。1つのステージが終わったら最後にそのステージのテストと総復習、 ステージ4(Book2)とステージ8(Book4)ステージ12(Book6)の終わりではそれぞれ4ステージ分の総復習もあります。

もしも先生が、生徒さまが過去に習ったことを忘れ始めていると感じた場合や、既に終わったレッスンをトップスピード で進めることができないと感じた場合は、いつでもステージを戻してまたはじめからやり直すことがあります。ステージ の初期を完全なものにしておくことは、英語というビルの基礎工事をしっかりとしておくことと似ています。これは時間 の無駄ではなく、結局は時間とお金をセーブすることに繋がるということは、後から明確に確信することになるでしょう。

継続が成功のキー!

DMEを始めたからには、少なくともステージ9までは続けましょう。何事も継続なしには成功はありません。DMEブックでは、ステージ6までがケンブリッジ英検のプレリミナリーレベルとなり、それ以下では簡単に会話が出来るための十分な学習効果は得られません。ステージ9まで勉強することによって、英語のあらゆる基本構造の知識を得て、容易に会話をすることができるようになります。

いろいろな先生とのレッスン

DMEレッスンを始めると、初めて受講した先生のレッスンがお気に入りになってしまい、ずっと同じ先生のレッスンをとってしまいがちです。息が合う先生とのレッスンは心地よいものですが、英会話を習得する上ではいろいろな発音の相手と会話することも必要です。色々な先生とレッスンをしてこそ、多くの人と実生活での会話が容易に出来るようになりますので、なるべく異なる先生のレッスンを受けるようにしましょう。

自分を信じて進もう!

DMEメソッドは根気良く続けていくことが大切です。もしも途中で気が滅入ったときには、いままでやってきたレッスンを見直してみてください。すでに埋めてきた地面を振り返る、それをやっていた当初はなんと難しい作業だったろう、そして今は、同じ作業がなんと易しく感じるのだろう、ということを思い出してください。何よりも大切なことは自分を信じて進むことです!

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